関東の鮮魚店『魚耕』が
『福岡有明のり』の漁場、加工場を現地視察

海苔に詰まった素晴らしさと苦労、「両方知ってもらいたい」

『福岡有明のり』の漁場。黄色い建物は観測塔

福岡有明海漁業協同組合連合会は、関東を中心に展開する鮮魚店『魚耕』(東京都武蔵野市)の生田二郎さん、佐藤俊太郎さんを招き、2025年3月13日に『福岡有明のり』の漁場(柳川市)、加工場を視察しました。

漁場を視察する『魚耕』の佐藤俊太郎さん(写真左)と生田二郎さん(写真右)

『魚耕』は、2024年3月に荻窪本店、2025年3月に荻窪本店と所沢店にて『福岡有明のり』の催事販売を行い、そこでお客様から好評を得たことが今回の現地視察につながりました。生田さんと佐藤さんも「とにかく『味がおいしい』『香りがいい』と好評でした。昨年の催事販売が想像以上のご好評をいただき、今年は商品の数を3倍ほどにしたのですが、それでもまだ求められていると感じるほどでした。去年買いそびれたお客様、去年買ってくださったお客様も、広告を見て買いに来てくださいました。そういう理由もあって、現地を視察してみたいと思いました」と話します。

2025年3月『魚耕』所沢店で実施した『福岡有明のり』の催事販売の様子

生田さんと佐藤さんも「とにかく『味がおいしい』『香りがいい』と好評でした。昨年の催事販売が想像以上のご好評をいただき、今年は商品の数を3倍ほどにしたのですが、それでもまだ求められていると感じるほどでした。去年買いそびれたお客様、去年買ってくださったお客様も、広告を見て買いに来てくださいました。そういう理由もあって、現地を視察してみたいと思いました」と話します。

海に立てられた支柱の間を船はどんどん進んでいく

出発地は、『福岡県水産海洋技術センター有明海研究所』隣にある沖端漁港(柳川市)。海に出られる格好に着替え、漁船に乗りこみます。船はなかなかのスピード。10分ほど進むと、整然と支柱が並ぶ壮観な光景が広がります。これは、海に支柱を立て、その支柱に網を張る『支柱式』と呼ばれる、福岡有明のりの養殖方法。400以上の生産業者がここに網を張っています。生田さんは「東京からの飛行機の窓からも、海に網が張られた様子がわかりました。だけど実際に見ると想像以上の広さ。どこまでも支柱が立てられていて驚きました」と興奮気味に語り、福岡有明海漁業協同組合連合会の西田裕一さんや関係者に「この支柱は毎年手で打ち込んでいるのですか?」「のりはどうやって獲るのですか?」「一列でのり何枚分くらいが獲れるのですか?」など次々と質問を投げかけていました。

網から生のりを摘み取り試食する生田さんと佐藤さんは「もうおいしい!」とびっくり

漁場では、網から摘み取った生ののりを食べてみることに。恐る恐るといった感じで口に入れた佐藤さんは「めちゃくちゃおいしい!」とびっくり。ふたりとも「この段階でこんなに香りが出るとは」「海の塩分もいいですね。熱燗と一緒に食べたい味です(笑)」と初めての体験に感動している様子でした。

そして船は、海に建てられた観測塔へ。この観測塔にはセンサーが搭載されており、生産業者は遠隔で水温や塩分等の海況情報を把握することができます。高い塔にのぼるとそこには絶景が。そこで海の様子を見ながら、ここ数年の不作の話や網を張った直後にしか見られないカラフルな海の様子などを聞いた生田さんと佐藤さんは「気合いを入れて売りたくなります!」とうれしそうでした。

観測塔で福岡有明海漁業協同組合連合会の西田裕一さんの話を聞く生田さん

戻りの船では、生田さんが初めて『福岡有明のり』の催事販売をした時のことを振り返り、「実は最初は半信半疑だったんです。だけどお客様の反響が大きくて驚いた」と明かします。「今日、見たものやそこにある想いを、僕たちは店頭で伝道師のように伝えていきたい。私たち『魚耕』は接客販売を大切にしているので、『福岡有明のり』のようにストーリー性のある商品は相性がいいです」と熱く語りました。

西田さんにのりの加工について質問する「魚耕」のふたり。「お客様に伝えたくてあれこれ質問させてもらいました」と生田さん

漁場を後にし向かったのは、のりの加工場。摘み取られたノリを乾燥させ、商品として発送できる状態にする施設です。さまざまな工程を見学した生田さんは「実際に作られるところを見て、想像以上に複雑な作業でしたし、規模の大きさ、作業の緻密さを感じて感動しました。今日いろいろなお話をうかがえたので、生産者のみなさんの想いを伝えながら、関東でも丁寧に販売していきたいです。大事な時間になりました」、佐藤さんは「のりを作るところを初めて見ましたし、実際に見ないとわからないものがあると感じました。『魚耕』は商品を仕入れて売る立場なので、従業員たちにも、今日見て聞いて感じたことをすべて伝えたいです。来てみないとわからないことがたくさんありました」と感想を話し、福岡有明海漁業協同組合連合会の西田さんも「お二人に知っていただくことで、消費者に知ってもらえる。来ていただいて良かったなと思います。今後につなげられたのではないか」と語りました。

出来立てののりを試食した佐藤さんは「口に入れると香りが全然違う。出来立てはやっぱり違いますね」。今回の視察で『福岡有明のり』への思い入れが深まったそう

佐藤さんは「のりを作るところを初めて見ましたし、実際に見ないとわからないものがあると感じました。『魚耕』は商品を仕入れて売る立場なので、従業員たちにも、今日見て聞いて感じたことをすべて伝えたいです。来てみないとわからないことがたくさんありました」と感想を話し、福岡有明海漁業協同組合連合会の西田さんも「お二人に知っていただくことで、消費者に知ってもらえる。来ていただいて良かったなと思います。今後につなげられたのではないか」と語りました。

『魚耕』では対面販売を大切にしており、目指すのは「魚のソムリエ」。生田さんと佐藤さんが店頭に立つことも

【魚耕】
HP:https://www.uoko.co.jp/

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